トーマス・デラウアーさんは、高校時代までは健康的な身体を維持することはできていました。ですが、キャリアアップのためにデスクワークに執着するようになり、身体を動かさない生活が中心となります。さらに、そこに過度のストレスも加わるようになったため、デラウアーは高校時代と比べおよそ+120ポンド(54kg)も体重が増えてしまったそうです。
◇6カ月間で22kgの減量に成功した道のり
現在はウェルネスやフィットネス関連の起業家であり、282万人以上のチャンネル登録者数を持つ人気YouTuberとしても活躍するデラウアーさん。彼は体重を減らす方法として、最初は「断続的断食(インターミッテント ファスティング)」とトレーニングと組み合わせを試みたそうです(後に「ケトジェニック ダイエット」を追加)。そして、ダイエットの成功やトレーニングの継続の過程で、“メンタルヘルス”の重要性を大いに学んだそうです。自分のメンタルを無視したトレーニングを行っているころは、結果を維持するため実に苦労を重ねていたことを語っていくれました。
Related Stories「5:2ダイエット」とは何か?|効果とやり方を解説30日間の「16時間断食」に挑戦した男性の肉体に起きた変化「自分が何をしているのかよくわからないまま、『断続的断食』を始めました。なぜ『断続的断食』を始めたと言えば、それはそれが単純にシンプルだったからなんです。決められた時間帯は食べられませんが、食事を抜くわけではありませんので続けられました。ですが当初私は、「16時間断食(8:16 ダイエット)」や「5:2ダイエット」などといった正しい断食ルールや計画に対し、そう厳密に従っているわけではありませでした。普段、間食する時間に何も食べないようにしたいたぐらいです。なので、あまり健康的な方法を実践したいたともポジティブには言えませんね(笑)。しかも、その行為に対して奇妙な中毒性も感じていましたし」と、挑戦当時を振り返ります。
一過性ではなく、ダイエットを持続可能にするには?
そうしてデラウアーさんは、「断続的断食」と筋力トレーニングを続けます。6カ月間を経過してところで、約22kgの減量に成功しています(現在では、合計約45kgの減量に成功しています)。このように食生活を見直して摂取カロリーを減らすよう努めれば、イメージ以上に素早く体重を減少させることには成功できるものです。これは、そう珍しいことではありません。ですが、当然のことながらあるとき、その成果が停滞し始めるのときを迎えるわけです。
Courtesy of @Thomas DeLauer(Via Youtube)そんな減量の停滞を感じた時点でデラウアーさんは、「断食」の継続に加えて「ケトジェニックダイエット」も開始しました。そのことによって、彼は体重の減少を継続させることができたのです。さらに彼は体脂肪の減少だけでなく、身体の炎症が抑えられていることを感じ、仕事の生産性も向上したことを実感し始めたそうです。
Related Story糖質制限ダイエット(ケトジェニック ダイエット)、飲んでOKな食品 & NG食材は?しかし、その直後にデラウアーさんは起業したことで、新たなストレスが生じたそうです。「断続的断食」と“暴飲暴食”を繰り返すようになってしまったとのこと。これではせっかくの「断食」も、全く意味を成さなくなります。
「このころ断食を続けていましたが、結果は変わりませんでした。食事が可能の時間帯には間違ったものを食べていましたし、それも過剰に食べていました。率直に言ってその時点では、1日1食、ダイエット的な加工が施された食品を食べていました。これは、そのときの自然の流れでしたね。その時点で、現在のような知識があったら、全く違う話になっていたでしょうね」と、振り返っています。
◇反省と改善
当然ながら現在の彼は、一度にたくさんの食べ物を食べることは、「逆効果である」と考えています。「私は減量中に、食べるものに対して厳しくなりすぎていましたし、逆に甘くなったりもしていました。このように極端な生活になっていたことを今では反省しています」と話します。「つまり、普通の生活をしていなかったわけです。完全にオンの状態か、完全にオフの状態のいずれかにしていました」。
そんな彼が取り入れた最も大きな改善点は、「身体的な健康だけでなく、精神的な健康にも目を向け始めたこと」と彼自身は分析しています。
◇自分を大切にしてダイエットに励む
「精神面を大切にするということなど、『当たり前でしょ』と指摘されるかもしれません。ですが私は、『身体を“いじめる”ことこそが、ダイエット成功への近道だ』と勘違いしていたのです。ですが、私はあるとき気づき、自身のメンタルヘルスを重視することによって、すべてがうまくいくようになりました。本来であれば、『それこそがステップ1でなければならなかった』と反省していますが、当時の私は、『体脂肪を減らすことや肉体を変えることに、メンタルヘルスは関係ない』と思っていたのです。そう、『10分間瞑想することよりも、60分間のウォーキングのほうが減量の成功への近道だと考えていたわけです」、とも語っています。
「あとはある種、自分の身体に対する怒りや不満を、減量へのモチベーションにしていたと言ってもいいですで。ですが結局、『それは持続性のないやり方だ』ということに気づけました。何事も、怒りが原動力になっては生きていけないのではないでしょうか。『意思や目的を持っての行動こそが、生きていくための原動力であるに違いないのです」と、デラウアーさんは自らの心に再確認するかのように振り返っています。
ダイエットの手段として、「断続的断食」に興味がある人へ。それを試してみる前に、ぜひとも知っておいてほしいことを、「5:2ダイエット」とは何か?|断続的断食の効果とやり方を解説の記事にまとめています。ぜひとも確認してみてください。
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