日本上陸を果たすアルカナ
ルノー・ジャポンはこのほど、新型クーペSUV「ARKANA(アルカナ)」を日本に導入し、5月26日に発売すると発表した。発売されるのは「アルカナR.S.ライン E-TECH HYBRID」の1グレードで、税込車両価格は429万円。
F1で長年培ってきたノウハウを活用した1.6lハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID」を搭載
1/7写真:Motor-Fan
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アルカナはSUVの機能美とクーペのエレガントさを併せ持つ都会的なフォルムが特徴だ。ボディサイズは全長4570×全幅1820×全高1580mm、ホイールベースは2720mm。200mmを確保した最低地上高や、筋肉を思わせるボディサイドの造形、張り出したフェンダーといったSUVの持つ力強さ、そして優雅に弧を描くエレガントなルーフラインが主張するクーペスタイルにより、確かな個性を実現している。エクステリアは個性的なディテールも見逃せない。フロントにはF1に着想を得たフロントブレードが装着され、LEDのヘッドライトにはルノーモデルを象徴するCシェイプのデイタイムランプを採用。リヤランプにもCシェイプが組み込まれ、テールゲート幅全体に伸びるシグネチャーランプと一体になって、緊張感をもたせたスタイリッシュな独自の表情を創出している。アルカナには、ルノーが独自に開発したフルハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID」を採用。94ps/148Nmを発揮する自然吸気式1.6l直列4気筒ガソリンエンジンに、49ps/205Nmを発する駆動用モーターと20ps/50Nmのサブモーター「HSG(ハイボルテージ・スターター・イェネレーター)」、そしてリチウムイオンバッテリーが組み合わされる構成で、モータースポーツの世界で使用されるドッグクラッチを採用した軽量コンパクトな電子制御ドッグクラッチマルチモードATでこれらを繋ぐ。駆動方式はFFだ。このハイブリッドシステムはルノーがF1で長年培ってきたノウハウが活かされており、低速域から高速域まで全域にわたって最も高い効率となるようモーターとエンジンを最適に組み合わせる制御を行うことで、ダイレクトかつスムーズなドライブフィールと低燃費を実現。WLTCモードは22.8km/lと発表された。インテリアは、カーボン調トリムとレッドラインが目を引く上質でスポーティな仕立て。人間工学に基づき、ドライバーを中心に考えられた運転席のスマートコックピット、様々な情報がひと目で確認できる10.2インチのフルデジタルインストルメントパネルを装備。6ウェイのフロント電動シートやシートヒーター、ステアリングヒーターといった快適装備も充実している。スマートフォンをUSBポートに接続すれば、Apple CarPlayやAndroid Autoを介して7インチマルチメディアイージーリンクのタッチスクリーン上で、スマートフォン内の各種アプリが利用できる。これにより使いなれたスマートフォン内のナビゲーション機能や音楽再生、通話機能などが使用でき、SiriやGoogleアシスタントを利用した音声入力での操作も可能だ。なお、センターコンソールにはUSBポートをふたつ、AUX入力ひとつを装備している。このほか、アダプティブクルーズコントロールやレーンセンタリングアシスト、360°カメラ、イージーパーキングアシストなど、多くの先進運転支援機能も搭載されている。
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