Amazonは17日、ユーザーの動きに合わせスクリーンが回転するスマートディスプレイ「Echo Show 10」を販売開始した。発売予定は4月14日で、価格は29,980円。チャコールとグレイシャーホワイトの2色を用意する。2020年9月に年内発売を予告していたが、約4カ月遅れての発売となる。
Alexaによる音声操作に対応したスマートディスプレイ「Echo Show」の最新モデル。10.1型/1,280×800ドット液晶ディスプレイは、利用者の動きに追従して、左右に350度向きを変える。そのため、部屋の中のどこにいても常にスクリーンを見ながら、Alexaに話しかけられる。新搭載のブラシレスモーターにより、回転時の音の心配をする必要はないという。
13メガピクセルの高解像度カメラを搭載。家族や友人とAlexaを通じたビデオ通話中に部屋の中を移動しても、スクリーンから外れずにビデオ通話可能で、自動フレーミング機能により、話している人を自動的に正面から拡大表示する。
Amazon Echo Show 10「ファミリー編」
Prime VideoやNetflix、ひかりTV、Paraviなどでドラマや映画などの再生に対応。また、Amazon Music、Apple Music、Spotifyなどの音楽再生も可能で、対応楽曲であれば歌詞も表示できる。2つのツイーターと強力なウーファーを内蔵し、設置された空間にあわせてサウンドを調整する。
Amazon Photoのフォトフレームとしても利用可能。自動色彩調整機能により、光源に合わせて色を調整する。
スクリーン付きのEcho Showシリーズや、外出先からはAlexaアプリを使ってEcho Show 10の内蔵カメラにアクセスし、Echo Show 10を回転させながら部屋全体を見渡す機能も搭載。なお、画面回転機能により、近くにコップなどを置くと回転した際にぶつかって倒す危険がある。そのため、設置時に付属の回転幅テンプレートを使って回転範囲を確認することがよう呼びかけている。
新プロセッサ「AZ1」でのニューラル音声認識機能も搭載し、Alexaにリクエストをより早く伝え、Alexaがより早く応答するように働きかける(米国のみ)。また、Zigbee対応のスマートホームハブを内蔵し、対応している照明などのスマートホームデバイスのセットアップや操作にも対応する。
Amazon Echo Show 10「祖父母編」プライバシーにも配慮。マイク/カメラのオン/オフはボタンやカメラカバーをスライドすることで無効にできるほか、音声やデバイス上、またはAlexaアプリからも無効に設定可能。
IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)無線LANに対応。Wi-Fi 6には非対応。Bluetoothも備えている。外形寸法は251×230×172mm、重量は2,560g。30WのACアダプターが付属する。