Onyx Internationalの「BOOX Nova」は、7.8型のE Ink電子ペーパーを搭載したAndroidタブレットだ。KindleやKoboなど、特定の電子書籍ストアと紐づいたE Ink端末と異なり、Google Playストアからさまざまなアプリをインストールして使える汎用のE Ink端末だ(E Ink搭載のAndroidタブレット「Boox」に25,704円からの低価格モデル参照)。
以前紹介したBOOXシリーズの「BOOX NOTE」、「BOOX Note S」は9~10型クラスの大画面が特徴だったが、今回のモデルは昨今のE Ink端末のトレンドである、7~8型クラスの画面を搭載している。単行本のほぼ原寸表示に対応しつつ、見開き表示にも使えるという、電子書籍ユースとしては理想的なサイズだ。
メニュー類は日本語化済みで、もちろん技適も取得済みだが、その使い勝手はかなり独特で、Androidタブレットの液晶がE Inkに変わっただけだと考えていると、予想を超える違いに驚くこともしばしばだ。今回は、国内代理店であるSKTから借用した製品をもとにレビューをお届けする。
縦向き利用を基本としたデザイン。「BOOX NOTE」などとは異なりフロントライトを搭載する同梱品一覧。このほかに取扱説明書類が付属する。スタイラスは非対応本体背面。カメラは前後ともに搭載しない技適の番号はシールで貼付されている本体上部に電源ボタンを備える画面とベゼルの間にわずかな段差がある本体下部に物理式のバックボタン(ホームボタンではない)を搭載する端子にはUSB Type-Cポートを採用する。試したかぎりではUSB PDで充電できないようだ