実測馬力王はS1000RR[’19]〈YM歴代実測ランキング・最高出力&トルク編〉

実測馬力王はS1000RR[’19]〈YM歴代実測ランキング・最高出力&トルク編〉

『ヤングマシン』誌が長年に渡って取り続けている、シャーシダイナモで測定した後輪出力&トルク値のランキングを発表する。予想外の実測値が出ることもまれにあるが、なんと馬力1位のBMW S1000RRは、メーカー発表のカタログ値以上を記録したのだ![関連写真ギャラリー×8枚]実測馬力王はS1000RR[’19]〈YM歴代実測ランキング・最高出力&トルク編〉※当記事に掲載されている各テストは、路面状況/気温/ライダーなどが異なり、厳密な同一条件ではありません。すべて参考数値とお考えください。また、『ヤングマシン』本誌以外の計測データが一部含まれています。ご了承ください。

 実測馬力王はS1000RR[’19]〈YM歴代実測ランキング・最高出力&トルク編〉

公称よりプラスがチラホラ

メーカー発表の最高出力と最大トルクはエンジンのクランク軸での数値とされ、実際に後輪に伝わる力は、駆動系のロスなどで8~10%下回る場合が多い。メーカー発表値との差が結構出るケースもあり、これが実測数値の面白いところだ。さて馬力部門では、BMW S1000RRがダントツの1位という結果に。公称207psに対し、7ps上乗せというレアケースで文句ナシの勝利だ。また、3位のヤマハYZF-R1も公称200psにプラス。2位のホンダCBR1000RR‐Rは、公称217psから約5%ダウンだが、むしろロスが少ない方だろう。トルク部門では、2リッターVツインの怪物=カワサキVN2000が圧巻の数値で王座に君臨した。──後輪をローラーに載せて測るシャーシダイナモでテスト。機材や気温などの状況が各テストで異なり、駆動ロスを補正して計算する測定器もある。参考数値と考えてほしい。〈ギャラリー写真1〉

実測馬力部門第1位〈214ps/13700rpm〉BMW S1000RR[’19]

シフトカム直4の剛力スーパースポーツが、カタログ値から+7psの214psで戴冠。テストはドイツの2輪誌『PS』が実施したもの。なお、『ヤングマシン』本誌が国内で測定した際は207.07psだったが、これでもカタログ値より高い!──【’19 BMW S1000RR】〈ギャラリー写真2〉

実測馬力 トップ10

──〈ギャラリー写真3〉

実測トルク トップ10

──〈ギャラリー写真4〉