USBメモリー感覚で使えるMATECHのCO2濃度計「AirChecker」

二酸化炭素の濃度を色と数値でわかりやすく表示

主にスマートフォン・タブレット関連製品を企画開発する京都のクリエイティブブランド、MATECH(マテック)は、USBスティック型二酸化炭素濃度計「AirChecker」を開発。Amazon.にて販売を開始した。価格は4,980円。

「AirChecker」の概要

通常のUSBメモリースティックの使用と同様の感覚で二酸化炭素濃度を測定することができる上、持ち運びも手軽なコンパクトサイズを実現。USB口さえあれば、簡単にCO2濃度を測定することができる。

また、USB-USB延長ケーブルを利用して、USBポートから離れた場所でも設置することが可能。人の出入りが頻繁にある出入り口付近のカウンターなどにも簡単に設置することができる。

特に飲食店においては、キレイな空気が保てていることを数値としてわかりやすく確認することができるため、利用者に安心感を与えられる。

車の中でも、車内に備え付けのあるUSB-Aポートに差し込むだけで測定を開始できるほか、USB-A口がなくても、USBシガーソケットがあれば問題ない。

USBメモリー感覚で使えるMATECHのCO2濃度計「AirChecker」

CO2センサーが高価なモジュール部品を使用するため、一般的な製品は価格帯が高価になってしまう。これに対してUSBスティック型 二酸化炭素濃度計 AirCheckerは、CO2濃度測定に絞ったセンサーの搭載と、USB電源を駆動電力とするシンプルな構造を採用。その結果、リーズナブルな価格を実現できたという。

「AirChecker」の主な特徴

リアルタイム測定

CO2濃度は、1秒間ごとに更新されるため、リアルタイムで測定可能となっている。高性能センサー「NDIR赤外線式二酸化炭素(CO2)センサー」を内蔵しており、精度の高い測定を実施。設置場所の空気の状態を常に測定し続ける。

数値をディスプレイ表示

数字だけでは分かりにくい事象も、色と数値を並列して表示することによって、二酸化炭素の濃度の状態を見える化。青、緑、黄、赤と4種類に色分けしており、CO2濃度の状態を青から赤に向かって正常~異常時と判別できるようになっている。

指標としては、ディスプレイのLEDライトが黄色以上の場合は、換気の目安として使用することが推奨されている。

空気の状態を可視化することにより、過密状況を適切に把握することができるため、換気のタイミングがわかりやすい。

また、黄色~赤色のそれぞれCO2濃度が高い状態に移行する際はアラーム音が鳴り、聴覚的にも換気のタイミングを知らせしてくれる。

NDIR方式測定

測定にはNDIR方式を採用している。このNDIRとは、Non Dispersive InfraRed(非分散型赤外)の略であり、NDIR方式はそれぞれのガスが持つ特有の吸収波長領域を利用したガス濃度の計測方式だ。

ガス濃度を測定する方法は様々あるが、同社によれば、それらのほとんどが化学変化やセンサー自体の変化が伴うため、測定対象のガスにも変化を及ぼすという。

一方、吸光度を測定するNDIR方式では対象ガスに変化を及ぼすことなく、濃度測定することが可能となっている。

関連情報

https://amzn.to/35ozXOB

構成/清水眞希