WhatsApp制裁金290億円 アイルランド、GDPR違反で

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【ロンドン=篠崎健太】アイルランドの個人情報保護当局は2日、米フェイスブック傘下の対話アプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」に対し、総額2億2500万ユーロ(約290億円)の制裁金を科すと発表した。個人情報の扱いについて利用者への十分な説明を怠ったとし、欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)違反にあたると認定した。

欧州メディアによると、処分を受けたワッツアップのアイルランド法人は決定内容や制裁金の規模を不服として上訴を検討している。

決定書によると、ワッツアップはスマートフォンの電話帳データがどう扱われるかなど個人情報の利用形態について、EU域内のアプリ利用者や市民に透明性のある情報開示をしなかった。個人情報の適正管理を求めるGDPRに違反したと断じ、プライバシーに関する利用者向けの説明の是正も命じた。

WhatsApp制裁金290億円 アイルランド、GDPR違反で

2018年に施行されたGDPRに基づく制裁金額としては、今年7月にルクセンブルク当局が米アマゾン・ドット・コムに命じた7億4600万ユーロに次ぐ過去2番目の大きさとなる。

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