たった1日で1キロ近く体重が増えている…なんて経験はありませんか? そんな場合に考えられるのが、いわゆる「水太り」。本記事では、専門家に聞いた、身体の余分な水分を減らすためのコツを<ウーマンズ・デイ>と<ランナーズ・ワールド>からご紹介します。【写真】無意識にやりがち!? 「むくみ」に繋がる日常習慣8
「水太り」とは?
「水太り」は、体内の水分量が一定より多くなり、体重の重さに影響する状態を指します。『The Secret Life of Fat(原題)』の著者であるシルビア・タラ博士によると、脂肪が蓄積するには時間が必要なため、1日や2日で体重が増えた場合、原因が脂肪であるとは考えられないとのこと。タラ博士によると、何かを食べるたび、グルコースと共にその3~4倍の水分が肝臓や筋肉に蓄えられるのだそう。そのタイミングで体重計に乗ることで、大きな数値を示すように。
「水太り」の原因は?
水分の過剰な接種はもちろんのこと、水分不足でも体の機能を維持するために水分を保持したり循環が悪くなって老廃物が溜まることで水太りの原因に。その他にも、塩分の多い食生活や月経周期によるホルモンバランス、薬による副作用など、様々なことが要因となると<HealthTestingCenters.com>で監修を務めるアリシア・シェリー先生は説明します。生理痛や頭痛などの鎮静作用や熱を下げるイブプロフェンの常飲も、体内での水分保持の原因となることも。
どんな症状がある?
水太りは、お腹まわりや手足、そして顔のむくみや腫れの症状が出やすいと、<Active Eating Advice>の創設者であるレズリー・ボンチ氏は説明します。以下が主な症状なので、当てはまるかチェック!・腹部の膨満感・下半身のむくみ(ふくらはぎや足首など)・顔のむくみ・関節のこわばり・皮膚のふやけ
健康上の問題は?
体のむくみは日常的に起こりうることで、基本的に健康上の問題につながることはありません。特に女性にとっては生理中に体内の水分量が増加するのはごく自然なことだとシェリー先生は説明します。しかしボンチ氏は、水太りの状態がおさまらない状態は体に異変が起こっている可能性も考えられるとします。「水分の過剰摂取による水中毒は、それは低ナトリウム血症に繋がったり、肺や脳に水が溜まり脳浮腫や肺水腫を引き起こし、致命的となる可能性があります」
次ページは:どんなサインが危険?1/2ページ
最終更新:コスモポリタン