長かったリモート生活を経て、時代はリアルとオンラインを行き来するハイブリッドへ突入しようとしている。そんな新しい時代の働き方、暮らし方に今求められているのは、リアルを楽しみつつも必要なときにはすぐにオンラインへとアクセスできるような、柔軟性や機動力だろう。
IIJが取り扱いを開始した「ATab-1」は、まさにそんな柔軟性と機動力を兼ね備える、ちょっとユニークな特徴を持つタブレットだ。ポイントはビジネスでもプライベートでもオールマイティに使える“汎用性の高さ”と、抜群の“コストパフォーマンス”。そして“どこでもつながる”安心感だ。
「ATab-1」は10.1インチFHD(1920×1200)のディスプレイを搭載し、LTE接続が可能なSIMフリーのタブレット。詳しくは後述するが、nanoSIMが2枚入るSIMカードスロットを搭載するほか、海外134の国や地域でつながる「クラウドSIM」に対応しているのが、大きな特徴となっている。
CPUはミドルレンジ向けのQualcommのSnapdragon 662で、メモリーは4GB。64GBのストレージに加え、nanoSIM 1枚と排他で最大128GBまでのmicroSDも利用できる。
OSはAndroid 11でUSB Type-Cポートを搭載。基本性能をしっかり押さえつつ、さらにバッテリーは5000mAhで駆動時間は通信時でも15時間と余裕がある。サイズは幅245.44mm×高さ168.13mm×厚さ9.9mm、重さ約570g。不足なくバランスのとれたタブレットという印象だ。
背面はつや消し加工されたアルミボディ。800万画素のカメラも搭載する右サイドに電源キーと音量キー。左サイドに3.5mmのヘッドフォン端子とUSB Type-CがあるnanoSIM×2またはnanoSIM+microSDが入る排他式のスロットを採用