今買いのスマートホームガジェットはこれ! BEST発表

Wi-Fi、省電、互換性。

3本柱の進化に支えられて、スマートホーム家電もどんどん使いやすい製品が出てきましたね! デフォ争いも一段落ついて、お互い互換性確保でいこうぜって機運が高まり、揃えるのが前よりずっとラクになりました。

でも何から揃えたらいいのかわからない!という皆様は、まず全スマート家電の負荷に耐える接続環境を整えて、コマンドを処理するAIアシスタントを決めたら、このベストセレクションを参考にしながら揃えていきましょう。

2021年後期のお買い物予想: 5月に発表になった新スマートホーム規格「Matter」。その互換認証マークの表示が年末商戦辺りからスタートします。これはスマートホーム間の通信、認証、音声操作の互換性の証。もうこのマークがついていればAlexaかHomeKitかGoogleアシスタントかSmartThingsかで悩むこともありません。スマート家電選びがますますシンプルに。

Wi-FiメッシュルーターのBEST

こんな人におすすめ

「パソコン、プリンター、ゲーム機、テレビ、ワイヤレススピーカー。気づけば家中IoTなのにWi-Fi環境は相変わらず昔ながらのルーター。階数も部屋数も多いし、1台で全部のネットをカバーするのは、もうさすがに限界かも」

編集部セレクト:TP-Link Deco X20(1台10,620円、2台18,855円、3台25,280円)

ノートPCやスマホの性能が上がってWi-Fi 6対応のルーターを探しているならメッシュルーターから揃えるのがおすすめです。デュアルバンドのTP-Link Deco X20なら通信速度も出るので、家中に安定したWi-Fi 6の接続環境を確保できますよ。3台入りパックもそれぞれのノードにイーサネット接続ポートが1基ずつ余分についているので、 有線接続したいスマート家電はそこに差し込んで使えるし、TP-Link HomeCareプログラム(ペアレンタルコントロール 、アンチウイルス、WPA3暗号化などが使えるサービス)生涯サブスクリプションなんかのうれしいオマケも!

こちらも注目:Asus ZenWiFi AX6600(XT8)(64,800円)

通信容量が大きく、最大5,500平方フィート(約511平米)の広いカバレッジを誇るトライバンドWi-Fiルーター。2台入りパックになっていて、1台ごとに2.5GbEのイーサネット接続ポート2基と、HDDやプリンターをつなぐとき便利なUSB 3.1ポート1基がついてます。


スマートスピーカーのBEST

こんな人におすすめ

「そのうち家中AIアシスタントだらけになるんだな…だったらもう買っちゃおうかな。天気とか試合のスコアまで、なんでもスマホ開いて確認というのも不便だし、家電は声で操作できるほうが早そうだ。音もいいって話だしね」

編集部セレクト: Nest Audio(11,550円)

Nest Miniより大きめのこちらはGoogleアシスタントと最高の音質を兼ね備えた製品で、今買えるスマートスピーカーでは文句なしのベストです。クリア&クリスプなサウンドでありながら、低音域も過不足なく強化。ほぼすべての主要楽曲ストリーミングサービスに対応しています。本体カラーはチョーク、チャコール、セージ、サンド、スカイのおしゃれな5色(日本は少ないかも!)。2台買えばペアリングしてお部屋の隅々まで左右バランスのとれたステレオサウンドを響かせることができます。 音質にそこまでこだわりがないなら半額50ドル(6,050円)のMiniで。

今買いのスマートホームガジェットはこれ! BEST発表

こちらも注目:Echo Dot第4世代(5,980円)

AIアシスタントはAmazonのAlexaから先に広まったので、ずっとAlexaユーザーの人も多いはずですよね。そんなみなさまは50ドル(5,980円)の第4世代Echo Dotが買いです。最新世代ではデザインもサウンドも一段とよくなってるほか、大きなスピーカーとペアリングすると重低音のステレオサウンドも楽しめますよ。AlexaはGoogleアシスタントほど多機能じゃないし、アプリを開かないと変更できない設定もあったりしますが、それでもAppleのSiriよりは何光年も先を行ってます。


お掃除ロボットのBEST

こんな人におすすめ

「きれい好き。でも家中掃除機かける暇がない! せめて週イチくらいかけなきゃって思うのだけど、いくら忙しいからってプロに頼むのももったいないよなあ。けどまあ、お掃除ロボットくらいなら出費してもいいかな?」

編集部セレクト: Neato Botvac D7 Connected(88,879円)

え?聞いたことないメーカーさんなんだけど…と思うかもしれないけど、NeatoのBotvac D7は掃除ロボ市場でもっとも進んだナビゲ―ション技術。レーザーで全室MAPを作成し、入室禁止ゾーン(散らかってる寝室など)には付属のモバイルアプリで線引きもできちゃうんですよ。家の部屋やエリアに名前をつけることもできて、将来的にはAIアシスタントで「キッチンを掃除して」と言いつけたりもできるようになるんだそう。

こちらも注目:

ゴミ箱を空にするのも面倒。そんな怠惰なあなたにiRobotのRoomba i7+。お掃除ロボットはダスト容器が超ちっこいのですぐ満杯になるけど、こやつは満杯になると自分でゴミ箱を空にするんです。便利なぶん価格は950ドル(日本価格142,868円 )もするし、ゴミをためるぶん充電ドックも大きくなります。だけどその2つをクリアできたらiRobot最新のスマートロボットを手にして、全室マッピング、タイマー、エリア限定の定期クリーニングなんかもモバイルアプリで設定できます。


スマートホームハブのBEST

こんな人におすすめ

「未来を感じる家が好き。壁のスイッチまで歩きたくないから音声だけで操作したい。でも、たまにはモニターで時間や天気、メッセージをチェックしたい」

編集部セレクト:Google Nest Hub Max(28,050円)

フロントカメラで覗かれる心配は承知で、デジタルアシスタントのスマートホームハブ買っちゃいたい!と思ってるなら、Googleの229 Nest Hub Maxがお茶の間に1台あってもいいかな。値は張るものの、画面は10インチもあるので料理をしながらレシピを追うのも簡単です。また、スピーカーも上質ですし、フロントカメラはビデオコールの間も顔を追跡してズームインしてくれたりもします(参加者全員がGoogle Duoを使っている場合)。Google Photosに写真を置きっ放しで滅多に見返すこともないなら最高のフォトフレームとしても使えます。

こちらも注目:第2世代Echo Show 8(14,980円)、Echo Show 10(16,980円)

第2世代Echo Show 8は8インチのタッチ画面。フロンカメラが監視カメラ兼用になっています。スピーカーもよくなって、さまざまなスマートホーム家電にネイティブで対応。記事執筆段階では42%OFFの 7,480円になってました。8インチがちいさく感じるなら10.1インチのEcho Show 10もいいですね。ビデオチャット中はカメラがフォローしてくれるので、部屋の中を歩き回りながらチャットができます。


スマートロックのBEST

こんな人におすすめ

「家の自動化はやりたいけど、ハブとか設定とか考えるのもおっくう。一部でいいんだから、鍵だけでもスマートロックに変えてみようかな。便利だし、セキュリティも向上するって噂。めんどくさくないところがイイよね」

編集部セレクト:August Wi-Fiスマートロック(39,269円)

簡単な順にやると、スマート電球の次はスマートロック。AugustのWi-Fiスマートロックはどんなデットボルトにも装着でき、外すのも簡単なことで今回選びました。賃貸の人も分譲の人も両方使えるし、Augustスマートロックの最新版はWi-Fi内蔵になってるので、別売のブリッジわざわざ買わなくても、すぐに家の残りのスマート家電と連動できます。オートロックも設定できるほか、犬の散歩を頼んだ友だちや修理の方には来訪時だけ使える時限パスコードも発行できます。取り付けても外観は変わらないので、Wi-Fiの接続が落ちたり不具合発生時には物理的なカギを差し込めば普通に開きます。一部Androidスマホでオート開錠が遅いのがビミューですが、競合のNext x Yaleなんてオート開錠の機能すらないのであんまりブーブー言ってもバチが当たりますね…。

注:注目の新製品目白押し。Augustの賃貸者用ロック、Yale 、Schlage、Locklyのスマートロックも現在検証中です。


スマートプラグのBEST

こんな人におすすめ

「なんでTVのリモコンで家中操作できないのかね。世の中はスマートホーム、スマートホームと大騒ぎ。自分だけ完全に取り残されてる。せめてプラグぐらいスマートプラグにしよっかな」

編集部セレクト: BelkinWemo Miniスマートプラグ(日本未発売)

堅牢なスマートホームシステムの走りとして2012年に登場したBelkinのWemo。以来ずっと改善に改善を重ね、今ではもっとも安く、もっとも手軽に家のスマート化が図れる製品となってます。差し込めば、電気プラグが必要なほぼすべての家電を制御できますよ。コンセントの隣の穴を塞がないミニサイズ。ハブを用意しなくても家のWi-Fiにつながるので、あとは電源差し込んだ家電の電源をiOSやAndroidのアプリから入れたり消したりタイマー設定したりできます。Alexa、Google Assistant、Siriすべてに対応。昔ながらの照明や扇風機などまで音声でコントロールできるのはちょっと楽しいかも。

こちらも注目: TP-Link Kasaシリーズ(2,190円)

Kasaのラインナップにも簡単に使えるプラグはいろいろ揃ってます。どんなダム家電(スマート家電の反対で、ネット接続機能がない家電のこと)もスマート家電に変えられるし、別売のハブもややこしい設営も必要なし。操作にはKasaアプリが必要ですが、スマホに入れて設定を済ませてしまえばこんな風にAlexaやGoogle Assistantで使いこなせます。

こんな人におすすめ

「留守がちだけど、留守に見えると不用心なので夜は電気つけないと。あと、たまに家にいるときぐらい、ソファに身を沈めたままムードライトを好きなだけ点けたり消したりしてリラックスするのも希望」

編集部セレクト:Philips Hue(日本価格8,541円~)

元祖スマートホーム家電のPhilips Hue。2012年からこの道一筋で、今ではあらゆるタイプの照明とモダンインテリアに商品を展開中です。モバイルアプリを使って遠隔で点灯したり、光を落としたり、色を変えたり、タイマー設定も思いのまま。モーションセンサでONにすることもできるし、AmazonのAlexaやGoogle Assistantに連動して音声で操作もできます。電球から直接Wi-Fiにはつなげないので、家全体をスマートライトにしたいならWi-Fiルーター接続用の別売「Hue Bridge」 とかのハブが必要。ハブと白色電球2個がついてくる70ドルのE26 Hue Whiteスターターキット辺りをとりあえず買って、そこから広げてみるのがおすすめです。

こちらも注目:Philips Hue Bluetooth版

ハブやBridgeが要らなくて、もっと設定と設営が簡単なBluetoothバージョンも出ています。最安なんと15ドルで、ソフトホワイト版が買えますよ。PhilipsのHueアプリ専用バージョンに直接つないで使うので、編集部セレクトのHueほど多機能ではありませんけどね(モーションセンサーなどの周辺機器との互換性やタイマー機能はない)。家のスマートライトのワンランク上を目指すなら、電球をPhilipsのHue Bridgeにつなげることもできます。

注:C by GE 、TP-LinkのKasa(1,800円)、Wyze(4パックで34.99ドルの価格破壊モデル)、LIFXも明るさ、アプリ、コスパの観点から現在検証中です。


スマート防犯カメラのBEST

こんな人におすすめ

「大事なガジェット盗まれたら大変! 毎朝通勤のとき少し不安になるから留守中の見張り番を買わなきゃね。ベビーが生まれて、見守りカメラも欲しいけど、ちゃっちいおもちゃみたいなベビーモニターに何万円も払うのもったいない」

編集部セレクト: Logitech Circle 2(日本未発売)

防犯カメラはレンズの視野角やセンサー解像度にばかり目がいきがちだけど、もっと大事なのがソフトです。操作しづらいと、どんなにいい製品も使いこなせなくてイライラしちゃいますから。 その点、Logitech Circle 2は設定がこの上なくカンタンです。モバイルアプリかオンラインサービスを通して、タップひとつで最新24時間の映像をタイムラプスで見れるんです。しかも月々の使用料は一切なし。防水で、暗所も撮れます。電源コード付きだけど、それさえ大丈夫なら、気になるお値段180ドルから。人物特定まではいかないけど人間かモノかを見分ける程度の識別性能は備えていますし、180度の広い圏内の特定エリアに絞ってモーションを検出したりもできます。

注:当カテゴリはまもなく屋内カメラと屋外カメラに分けます。屋内か屋外かで用途が微妙に異なるからです。Eufy、Blue by ADTなどの新規参入もありましたし、古参組のNest、Ring、Netgear Arloとのガチンコ対決をお楽しみに。


コネクテッドフィットネスマシンのBEST

こんな人におすすめ

「物置になってる部屋。片付けてエクササイズマシンを置けば、 ジムの月会費も浮くのにな。どうせならネットでいろんなインストラクターや仲間とつながれる、よいめのコネクテッドマシンがいいな」

編集部セレクト: Peloton Bike+(日本未発売)

ホームジム用品は数あれど、「コネクテッド」とつくとググググっと値が上がります。スクリーンにこだわって、心拍モニター対応など求めるとどうしてもね。大型のエアロバイクやウェイトリフティングマシンも結構高くて、あれこれ買ってると数十万円なんてあっという間だし、クラスをとれば月々の受講料もかかります。Peloton Bike+、最初は2,495ドルで発売だったのでゲッとなりましたが、買った人たちからはドはまりのうれしい悲鳴。インターバル地獄のタバタとかもあるみたい。基本サブスク払えば超一流の講師陣とクラス、自分では選べないプレイリスト、互いのハイタッチでモチベーションUP間違いなし。

こちらも注目: Peloton Bike(日本未発売)などなど

やや安価なペロトンバイクの無印版。Bike+と違うのは、画面回転、Apple Watch連動、オートフォローレジスタンス(ペダルの重さの自動調整機能)がないこと。運動は好きだけどエアロバイクはちょっと…という人は、1,495ドルのMirror見ながらボクシング、ヨガ、カーディオワークアウトを(Wi-Fiが非力だとカクカクしちゃうので要チェック)。1,220ドルのFightCampというボクシング用プラットフォームもおすすめです。サンドバッグ、グローブと手首に巻き付けるセンサ付き。このセンサでパンチをトラックできるんです。コネクテッドなローイングマシンのHydrowは2,245ドル。まあ、Pelotonのボート漕ぎバージョンですね。


いかがでしたか? できるところから少しやってみたくなりますよね。日本のおすすめもぜひSNSなどで教えてくださいね!

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