韓国大手エレクトロニクス企業Samsungは、NFT(ノンファンジブルトークン)デジタルアート作品の閲覧や売買取引を可能にするスマートTVを今年より発売すると発表した。
1月3日の同社の発表によると、NFT管理機能を搭載するのは、Micro LED、Neo QLED、The FrameといったスマートTVで、ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「CES 2022(Consumer Electronics Show 2022)」に先駆けての発表となった。
同スマートTVには、ストリーミングゲーム体験を可能にするゲームハブやアプリを経由してビデオチャットができるなど、ユーザーエクスペリエンスを向上するスマートハブとアプリ機能を搭載。また、YouTubeやTikTokなどを利用しながら、リモコンのボタン操作で画面を回転できる拡張オプションにも対応している。
2021年5月には、Galaxy10以降に対応するデジタルウォレット「Samsung Blockchain Wallet」をアップデートし、DAppsや暗号資産管理や取引のサポートを開始した。
同社は、スマートフォンを活用したブロックチェーン開発によりSDGsにも注力しており、森林再生サービスを提供するブロックチェーン企業veritreeとの協力で、マダガスカルにマングローブを植林する取り組みも行っている。2022年3月を目途に約200万本の植樹を計画しており、CO2削減の支援を行う。同プロジェクトでは、スマートフォンに統合されたveritreeブロックチェーンプラットフォームを介し、植樹1日目からデータを収集し、プロセスの透明化と管理を行っていくという。
その他、同社のスマートホームプラットフォーム「SmartThings」でエネルギー消費のパターンを監視して代金を下げるリアルタイムデータ提供するアプリ「SmartThings Energy」を発表、消費者にIoTへの投資を促しながらCO2排出を削減しサスティナブルを実現するソリューションの開発に尽力している。
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