Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部
2022-01-19 13:41
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Googleは米国時間1月18日、小売業者による精度の高い需要予測を実現するための支援ツール「Vertex AI Forecast」を発表した。このツールは、機械学習(ML)の迅速なデプロイを支援するマネージド型の「Vertex AI」プラットフォームの一部となっている。Vertex AIプラットフォームは、2021年に一般提供が開始された。
精度の高い需要予測は、小売業者が効率的な事業計画や在庫管理、能率化された物流、顧客満足などを実現する鍵となる。正確な予測は、適切な製品を適切な量で適切な場所に届けられるようにする上で不可欠だとGoogleは指摘する。
Vertex AI Forcastは、「BigQuery」やCSVファイルから最大1億行のデータセットをインジェストできるため、膨大な数の製品ラインに関する何年にもわたるデータを網羅できる。このツールは、高度なデータサイエンスの専門知識を必要とせず、自動的にデータを処理し、数百にも及ぶさまざまなモデルアーキテクチャーを評価して、比較的管理しやすい単一のモデルを生成する。ユーザーはこのツールを用いて、最大1000種類の需要推進要因(色やブランド、プロモーションのスケジュール、Eコマースのトラフィック統計など)を指定し、予算を設定して予測を作成できるようになる。
またこのツールは階層型の予測機能も備えているため、組織のサイロによって生み出される課題を最小限に抑えるとともに、過去データが乏しい場合でも全体的な精度を向上できる。例えば、個々の項目に関して、店舗レベルの要求と地域レベルの需要を結びつけることが可能になる。個々の製品の需要を予想するには無秩序すぎるという場合でも、このモデルは製品のカテゴリーレベルでパターンを見つけ出すことができる。
Googleによると、これまでにLowe'sなどをはじめとする一部の顧客がVertex AI Forecastを利用している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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