実際に利用してたどり着いた「療育施設の選び方5選」&番外編
こんにちは、外科医のちっちです。子育てに困っている。発達障害の診断はついた。さぁ療育をしてもらおう。どこがいいかな? 我が家が、アスペルガー長女いっちと、高機能自閉症の長男にっちの療育施設を探し始めたのは3年前。どこがいいのか、どうやって選べばいいのか、大変困りました。 児童相談所や市役所にも相談しましたが、「公的な立場からは、ここがおススメと特定の施設をお知らせすることができないのです」と言われました。今回は4か所を見学し、実際に3年間利用している私から見た療育施設の選び方5選を紹介します。
通いやすさや、親へのケア…療育施設選びは多角的に判断する
さっそく、療育施設を選ぶポイントを、1位から5位までと番外編を順に見ていきます。
第1位 家から近い
【第1位 家から近い】送迎サービスがあれば楽ですが、私の居住地ではサービスがないところのほうが多いのです。 片道1時間以上かけて通う方がいると時折耳にします。 発達障害児を連れての長時間の移動は、子どもにも親にも大きな負担がかかります。 連れていく親も疲れてイライラするし、それが余計に子どもの落ち着きのなさにつながり、 困りごとの症状がひどくなると思います。これでは何のために通っているのかわかりません。 近ければ近いほど良く、片道15分以内が望ましいと思います。見学に行った際には、炎天下の日、大雨の日、雪の日などと、天候が悪い日に通うシミュレーションをしてみてください。徒歩やタクシーで無理なく通える範囲が良いでしょう。
第2位 固定で週に1回以上の利用が可能
【第2位 固定で週に1回以上の利用が可能】何事も週に1回、数時間通ったくらいでは定着もしないし、改善することは難しいと思います。どこの療育施設もキャンセル待ち状態で、月に2回しか利用できない施設もあると聞きますが、 できれば週に1度以上利用できる施設が好ましいと思います。 そして、今週は月曜日、来週は木曜日、とランダムになるよりも、 「月曜日は療育」と予定を固定すると、子どもも頭の中で理解しやすいので、落ち着きにつながります。 ただし、突発的な理由で月曜日に療育に行けなかった場合、「月曜日は療育」の前提が崩されてパニックになることがありますので、気をつけたいものです。 そこで我が家では、早めに予定変更を伝えること、わざと4週間に3回の利用を予約して、「月曜日だけど、今日は療育はお休み」の日を設ける、というような対策をしています。