後悔しないペット保険の選び方!未加入の事例も紹介

写真:LIMO [リーモ]

 後悔しないペット保険の選び方!未加入の事例も紹介

株式会社富士経済の「2021年 ペット関連市場マーケティング総覧」では、2020年度のペット保険契約件数は221万件。2023年予測では317万件の契約になる試算も出ています。【図表】犬・猫の飼育にかかる費用は?大切な家族を守るペット保険ですが、選び方を間違えると100%の自己負担を余儀なくされるケースも。今回は、元保険販売員の経験を活かして正しいペット保険の選び方の解説と、筆者のペットに起きた体験談もご紹介します。

ペットにかかる費用の総額と割合

一般社団法人ペットフード協会の「令和3年 全国犬猫飼育実態調査 『犬 飼育・給餌実態と支出』『猫 飼育・給餌実態と支出』」によると、犬の生涯必要経費は約244万円、猫の生涯必要経費は約153万円となっています。平均年齢を元に年換算してみると、犬の年間平均は約16万7千円、猫の年間平均は約9万8千円の支出となります。この支出の中で、ペットの医療費はどの程度を占めるのでしょうか。アイペット損保が2021年3月に行った「ペットの支出に関する調査」を見ていきましょう。病気やケガの支出が、犬と猫ともに高い数値だと分かりました。人間のように公的医療保険制度が無いペットの医療費は100%飼い主の負担となり、一度で多額の出費になりやすいのが特徴です。またペットは多頭飼いをする家庭も多いため、ペット保険で大きな支出に備えておくとよいでしょう。次の項目から、最適なペット保険の選び方を解説します。

選び方1.加入条件をチェック

ペットの種類や年齢、既往歴によって加入条件は細かく変わってきます。犬の場合は犬種・体重によって保険料が変わります。チワワやトイプードルのような超小型犬は保険料が安く、大型犬は高い傾向です。一方猫の保険料は基本は一律です。年齢も生後2ヶ月未満、または8歳以上の高齢だと新規加入は難しくなります。健康状態も良好な場合に加入が可能です。保険会社によっては病気やケガの治療中でも条件付きで加入できますが、程度によっては加入を断られるケースも。他にも小動物も引き受け可能なペット保険もあるので、加入条件はしっかりと確認しましょう。