米Googleは、「Google Play」で提供中のAndroid ゲームをWindows環境でもプレイできる「Google Play Games」アプリを2022年に提供する計画であることを「The Game Awards」で明らかにした。
米ITメディアThe Vergeによると、この仕組みは「Windows Subsystem for Android」(Microsoft、WSA)や「BlueStacks」を用いず、独自に構築されるようだ。ゲームはクラウドからストリーミングするのではなく、ローカルで実行されるとのことで、スマートフォンやタブレット、Chromebookでプレイしたゲームの続きをWindows端末でも楽しめるようにするとしている。
また、対応OSがWindows 10以降とされているのも朗報といえるだろう。Microsoftがテスト中のWSAはWindows 11以降でしか利用できない。
また、WSAでは「Amazon アプリストア」(Amazon Appstore)にリストアップされているアプリやゲームしかサポートされない(しかもテスト中は利用可能なアプリがさらに絞られる)見込みだが、「Google Play」ストアならばラインナップの点でも優位に立てるとみられている。
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Microsoftは今年9月「Microsoft Store」ポリシーを改訂し、サードパーティ製アプリストアの配信を認めている。すでに「Epic Games Store」が「ストア」アプリから検索・インストール可能だ。
また、登録アプリはかならずしも「Microsoft Store」の決済システムを利用する必要はなく、自社のインフラを用いて決済できる点もデベロッパーにとっては魅力的で、参入が相次いでいる。
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