AIがBGM尺を自動調整。Premiere Pro CCなど機能強化

Premiere Pro CC

音声テキスト変換

音声テキスト変換が強化され、対応する13の言語でポップカルチャー用語の変換精度が向上。日付や数字のフォーマットも改善され、キャプションをサイドカーファイルとしてのみ書き出す新しいオプションも追加された。

Lumetri機能も強化された

AIがBGM尺を自動調整。Premiere Pro CCなど機能強化

新しいカラーマネジメントにより、読み込み時と書き出し時に正しいカラースペースで映像を解釈し、カラー対応したベクトルスコープやカーブコントロールの改良などのLumetri機能の強化により、カラーワークフローが効率化される。

シーケンスの簡略化が利用可能に

10bit 4:2:2 HEVCのハードウェアアクセラレーションにより、Appleシリコン搭載MacとIntel搭載Windowsで、同フォーマットのスムーズな再生が可能に。またギャップ、未使用のトラック、ユーザーが指定したクリップ、またはエフェクトなどを削除して、現在のシーケンスのクリーンなコピーを作成できる「シーケンスの簡略化」も提供される。

さらにAI機能「Adobe Sensei」を使ったパブリックベータ版新機能も登場する。リミックス機能では、音楽トラックを、映像にマッチするよう“インテリジェント”に再配置。レーザーツールでカットしたり、クロスフェードを手動で適用するかわりに、Adobe Sensei AIテクノロジーによって、楽曲のオーディオパターンと音の強弱が分析され、特定の尺に収まる新しいリミックスが生成される。同機能は「Adobe Audition」に先行搭載されていたもの。

そのほか、より高速な書き起こしパフォーマンスを実現し、インターネット接続なしに音声テキスト変換を使えるようになる「オンデバイス音声テキスト変換」も提供する。同機能は希望者が言語パックをダウンロードし、ベータ版ビルドにインストールすることで利用可能。最初のパブリックベータでは英語のみに対応する。先日買収が完了したクラウド型ビデオコラボレーションプラットフォーム「Frame.io」の機能も利用可能。