食事8割、運動2割は万人に共通ではない!? 目的別の優先事項

「食事8割、運動2割」いつからかボディメイクやダイエットにおいては運動よりも食事が重要だと言われるようになってきた。【写真】あなたの減量は正しい?実は間違っている「ダイエットの常識」10「間違いではありませんが、人それぞれの目的や目標によってその割合は変わってくるのは当然です。継続の先には5:5の割合でどちらの重要性も理解できていると理想的ですね」パーソナルトレーナーの林健太さんもトレーニング以上に食事の内容で体脂肪率や見た目が変わってくることを自分自身で実感しているという。それほど口から取り入れるもので体は変わってくるということだが、もちろん運動という外部からの刺激も疎かにできない。「ある程度の運動経験や筋力のベースがある場合はいいのですが、食事と運動の比率を考えるのは最低限の日常の活動量や運動習慣があってこそ。座りっぱなしでほとんど運動習慣のない人が、食事が重要だと精一杯力を注いでも理想とする体はもちろん、決して健康にはなれないでしょう」林さんは最低限の日常の活動量や運動習慣をベースに置いた上で、その後に優先するべき事項を目的別にこう挙げる。監修:林健太 NESTA公認トレーナー SIXPAD WAVER幼少期よりプロレスラーに憧れ、中学生の頃からジムに通い始め、高校・大学はアマチュアレスリング部に所属。卒業後、一度は就職するもプロレスラーの夢を諦めきれず2011年プロレスリング・ノアに入門。練習中の怪我により選手としてデビューすることはできなかったが、トレーニングを続けることで心身のモチベーションを維持し続けたことがきっかけでトレーナーとしての活動を始める。

1.ダイエットは食事管理の積み重ね

ダイエット本来の意味は日常的な食事や食習慣を意味する。我々の体は毎日食べているものから作り上げられているのだから、それを管理するのが言葉の意味としても最も正しいだろう。「健康的な食生活や食事管理は難しい、面倒だと思っている人も多いですが、難しく考えすぎる必要はありません。昔から良いとされている一汁三菜や野菜たっぷりの献立を心がける。揚げ物や脂っこいお肉は極力控えるようにする程度でも十分なダイエットです」そうした結果、できあがるのが本来の体であり体重。つまり、今よりも健康を心がけた食事を摂る、そしてそれを積み重ねることがダイエットの神髄であることを肝に銘じておこう。

 食事8割、運動2割は万人に共通ではない!? 目的別の優先事項