カーネギーメロン大学心理学科Robert E. Doherty Universityのシェルドン・コーエン心理学教授が中心に行った研究によれば、「睡眠不足は自律神経のバランスを乱し、免疫機能を担う白血球のはたらきを低下させる要因になる」ということが報告されています。
それを詳細を言えば、「21〜55歳の健康な男女153人を対象に調査した結果、睡眠時間が7時間未満の人は8時間以上の人に比べ、2.94倍風邪をひきやすい傾向にある」という結果が導き出されたということ。十分な睡眠をとっておくことは、自分の身体を守ることにもつながると言えるのです。
さらにある研究で1日の睡眠時間が8時間未満の場合、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが上昇し、腸内細菌に悪影響を与えて代謝を低下させてしまうという結果も導き出されたそうです。
つまり睡眠不足は、イライラしがちになるだけではないと言えるでしょう。免疫力を低下させるばかりか、太りやすくなる可能性も明らかとなっているのです。
ではここで睡眠の大切さを改めて再確認するとともに、特にダイエッターにとって気になる体重への影響をピックアップしてみました。