「楽してやせたい」というのはきっと人類共通の願いだ。体重を減らすために、身体にむち打つようなつらいトレーニングをしようと思う人はまずいない。おいしいものをお腹いっぱい食べることだって諦めたくないはずだ。できれば最小限の努力で、最大限のダイエット効果を得たいではないか。
しかし、何かを得ようとすれば、同時に何かを失うのが世の常である。体重減というご褒美をもらいたいのなら、その分のカロリーを消費するために、やはり激しいトレーニングで身を削るか、厳しく食事制限して摂取カロリーを抑えるか、あるいはその両方が必要だ。そんなことはわかりきっている。
でも、実はあともう1つ選択肢が残されている。それは「お金をかける」というものだ。なんだか生々しいのでもう少し穏やかな表現に言い換えると、「お金を使って最新のスマート機器を買い、使いまくる」ということである。あまり変わってないな。まあとにかく、ダイエットに関する優れた最新の知見やノウハウを、今やお金をかければスマート機器を通じて誰でも手に入れられるいい時代になっているのだ。これを使わない手はない。
在宅勤務が続いていた4月に一時78.1kgまで体重が増加していた筆者だが、そうしたスマートな機器の数々を駆使したおかげで、9月にはマイナス約10kg、67kg台にまで減量することができた。ポイントとなるのは「スマートな体組成計」「スマートな心拍計」「スマートなトレーニング機器」という三種の神器。コンセプトは「面倒なことは一切やらない」である。
4月の筆者(左)と、そこから5カ月で10kg減を達成した筆者(右)果たしてどんな方法で減量したのか、僭越ながらそのコツみたいなものをここで披露したい。あくまでも個人的な体験に基づくものなので、信じるか信じないかはあなた次第。本当に正しく減量したいならプロのアドバイスに従っていただきたい。
・何はともあれスマホ連携できる「スマートな体組成計」 ・消費カロリーの把握に「スマートな心拍計」 ・毎日続けられる「スマートなトレーニング機器」 ・意地でも続ける